オフィス移転

オフィス移転時にできるコスト削減のポイントを解説!トータル費用の内訳や注意点も紹介

Growth Office 編集部
オフィス移転時にできるコスト削減のポイントを解説!トータル費用の内訳や注意点も紹介

オフィス移転は企業にとって大きな決断ですが、同時に多額の費用がかかるプロジェクトです。コストを抑えながら効果的な移転を実現するためには、適切な計画と戦略を立てることが重要です。

本記事では、オフィス移転にともなう費用の内訳を詳しく解説するとともに、コスト削減のポイントや注意点についてもあわせて紹介します。移転を検討している企業の方々にとって、有益な情報となるでしょう。

オフィス移転にともなうコストの内訳

オフィス移転には、さまざまな費用が発生します。大きく分けると、旧オフィスの退去時にかかるコストと新オフィスの入居時にかかるコストがあります。それぞれの費用項目を把握し、適切な予算計画を立てましょう。

旧オフィス退去時のコスト

旧オフィスを退去する際には、原状回復費用や廃棄物処理費用などが必要となります。これらの費用は、オフィスの使用状況や契約内容によって大きく変動するため、事前に確認しておくことが重要です。

原状回復費用は、オフィスを借りる際の契約で定められた状態に戻すために必要な費用です。壁紙の張り替えや床の補修、設備の撤去費用などが含まれます。長期間使用したオフィスほど費用が高くなる傾向があります。

契約内容によっては原状回復の範囲が異なるため、退去前に賃貸人と詳細を確認することが重要です。予想外の出費を避けるためにも、事前の打ち合わせと見積もりの取得が欠かせません。

オフィス移転時には、不要になった家具や電化製品、書類などの廃棄が必要になります。家具や電化製品、機密書類の処理は、専門業者へ依頼する費用が発生します。とくに大型の家具や電子機器は処理に手間がかかるため、高額になることが多いです。

また、機密文書の処理には特別な配慮が必要で、シュレッダーや溶解処理などの費用を考慮しなければなりません。環境への配慮も考えて、リサイクル可能なものは分別して処理しましょう。

新オフィス入居時のコスト

新しいオフィスに入居する際には、契約費用や内装工事費用、設備投資など、さまざまな費用が発生します。費用を事前に把握し、適切に予算を配分することが、スムーズな移転のカギとなります。

新オフィスの契約時には、敷金・礼金、仲介手数料、火災保険料などの費用が発生します。敷金は通常、月額賃料の3〜12か月分で退去時には返還されますが、原状回復費用などが差し引かれることがあります。礼金は賃貸人へのお礼として支払われ、返還されません。

仲介手数料は不動産業者への報酬で、通常は賃料の1か月分程度です。火災保険料は万が一の事故に備えて加入が必要で、物件の規模や契約期間によって変動します。

オフィスの引っ越し費用は、移転する距離や荷物の量、作業の複雑さによって大きく変わります。一般的に、専門の引っ越し業者に依頼することが多く、その場合は見積もりを複数取ることをおすすめします。

また、引っ越し作業は休日や夜間に行うことが多いため、割増料金が発生する可能性もあります。

重要書類や機密情報の管理にも注意が必要で、セキュリティ対策のための追加費用も考慮しましょう。社員の協力を得て一部の作業を自社で行うことで、コストを抑えられます。

新オフィスの内装工事費用は、デザインや使用する素材、工事の規模によって大きく異なります。壁紙の張り替えや床材の変更、照明器具の取り付けなどが一般的な工事内容です。

オフィスのイメージアップや働きやすい環境づくりのために重要な投資ですが、コストが膨らみやすい項目でもあります。デザイン性と機能性のバランスを考慮し、予算内で最大の効果を得られるよう計画しましょう。

設備工事費用には、空調設備や電気設備、給排水設備などの設置や改修が含まれます。オフィスの規模や業種によって必要な設備が異なるため、費用も大きく変動します。設備は、初期費用だけでなく、ランニングコストや将来の拡張性も考慮に入れることが重要です。

インフラ工事費用には、主に通信回線や電源の増設、ネットワーク構築などが含まれます。近年のオフィスでは高速のインターネット環境が不可欠であり、光ファイバーの引き込みや無線LANの設置などが必要になります。

また、デジタル化が進んでいることから、電源容量の増強も検討しましょう。

さらに、セキュリティの観点から、専用回線の導入や暗号化システムの構築なども考慮する必要があります。インフラ工事は専門性が高いことから、信頼できる業者を選ぶことが大切です。将来的な拡張性も踏まえた設計を心がけましょう。

オフィスのセキュリティ対策は、物理的なものと電子的なものの両方が必要です。物理的なセキュリティには、入退室管理システムや監視カメラの設置、セキュリティゲートの導入などがあります。

電子的なセキュリティには、ファイアウォールの設置やデータ暗号化システムの導入などが含まれます。セキュリティ対策は企業の信頼性にも関わる重要な投資ですが、過剰な対策は業務効率を下げる可能性もあるため、バランスの取れた計画を立てましょう。

新オフィスに必要な家具や什器の購入費用は、移転の際の大きな出費のひとつです。デスクやチェア、キャビネットなどの基本的な家具に加え、会議室用の備品や受付カウンター、休憩スペースの設備なども必要になります。

品質と価格のバランスを考慮しつつ、従業員の快適性や生産性向上につながる選択をすることが重要です。また、既存の家具を一部流用したり、リース契約を活用したりすることで、初期費用を抑えられます。

オフィス移転にともない、さまざまな公的機関への手続きが必要となります。具体的には、法人登記の変更や税務署への届出、社会保険関係の手続きなどがあります。

各種の手続きは自社でも行えますが、専門知識が必要不可欠です。そのため、多くの企業は行政書士や社会保険労務士などの専門家に依頼することが多いです。

手続きの代行費用は、変更内容や依頼する業務の範囲によって異なります。複数の専門家に見積もりを取り、比較検討しましょう。また、各種の手続きには期限が設定されているため、計画的に進めましょう。

オフィス移転時にできるコスト削減のポイント

オフィス移転は多額の費用がかかるプロジェクトですが、適切な計画と戦略によってコストを抑えられます。ここからは、効果的なコスト削減のポイントについて紹介します。以下を参考に、自社の状況に合わせた最適な方法を選択しましょう。

余裕のある移転スケジュールを立てる

オフィス移転のコストを削減するには、余裕のあるスケジュールを立てることが重要です。スケジュールに余裕がないと、高額な費用が発生しがちですが、余裕があれば比較検討や交渉の機会が増えます。

たとえば、複数の業者から見積もりを取得することで、よりよい条件を引き出せるでしょう。また、オフシーズンの引っ越しを選択することで、割引料金を適用できる場合もあります。

さらに、計画的に不要な物品を処分することで、廃棄物処理費用の削減にもつながります。ゆとりのあるスケジュールは、社員の負担軽減にも効果的で、間接的なコスト削減にもなるでしょう。

家具・什器は継続して使用する

新しいオフィスへの移転時に、すべての家具や什器を新調する必要はありません。既存の備品を可能な限り使い続けることで、大幅にコストを削減できます。

とくに、デスクやキャビネットなどの大型家具は、クリーニングや簡単な修理を行うことで、十分に再利用できます。家具を引き続き使用することは、環境負荷の低減にも貢献し、企業のCSRの観点からも評価されるでしょう。

ただし、椅子など従業員の健康に直接関わる備品は、必要に応じて新調を検討しましょう。また、既存の家具を新しいオフィスのレイアウトに合わせてアレンジすることで、新鮮な雰囲気を演出することもできます。

家具・什器はリースで借りるのも有効

オフィス家具や什器をリースで借りることは、初期投資を抑えるために有効です。リース契約を活用することで、高額な家具や最新のIT機器を一括購入する場合と比べて、初期費用を大幅に削減できます。

また、リース料は経費として計上できるため、税務上のメリットもあります。さらに、オフィスのレイアウト変更や事業規模の変動に応じて、家具の種類や数を柔軟に調整できる点も魅力です。

ただし、長期的にはリース料の総額が購入費用を上回る可能性もあるため、契約期間や条件を慎重に検討する必要があります。企業の成長段階や資金状況に応じて、購入とリースを適切に組み合わせましょう。

居抜き・セットアップオフィスを利用する

コスト削減の有効な手段として、居抜きオフィスやセットアップオフィスの利用が挙げられます。居抜きオフィスは、前の入居者が使用していた内装や設備をそのまま利用できるため、大幅な工事費用の削減が可能です。

とくに、業種や規模が似た企業のオフィスを引き継ぐと、レイアウトや設備がすでに最適化されていることも多く、追加の改修費用を最小限に抑えられます。

また、セットアップオフィスは、家具や通信設備などが整っているため、すぐに業務を開始できるというメリットがあります。ただし、自社のブランドイメージや企業文化に合わない可能性もあるため、物件は慎重に選びましょう。

敷金減額サービスを利用する

敷金の支払いは、オフィス移転時の大きな初期費用のひとつです。近年、敷金を軽減できる「敷金フリーオフィス」のマッチングサービス「Growth Office」が注目を集めています。

「Growth Office」は敷金フリー・居抜き・セットアップオフィスを検索できるサービスです。このサービスを利用することで、通常必要な初期費用を抑えられます。

移転時の初期費用を抑えることで、ほかの重要な投資に資金を回せることがメリットです。スタートアップや急成長中の企業にとって、資金効率を高める有効な手段となるでしょう。

フリーレントの交渉をする

フリーレントとは、一定期間の賃料が無料となる特典のことです。多くの場合、契約期間の最初の1〜3か月程度がフリーレント期間として設定されます。この交渉は、空室率が高い物件で成功しやすい傾向にあります。

フリーレント交渉をするためには、長期契約を提示したり、物件の早期占有を約束したりすることが効果的です。また、複数の物件を比較検討し、競合させることで有利な条件を引き出せる可能性が高まります。

適切な交渉により、初期コストの削減だけでなく、長期的な賃料負担の軽減にもつながるでしょう。

行政の補助制度を利用する

オフィス移転時のコスト削減には、行政が提供する各種補助制度を利用することも効果的です。多くの自治体が、地域経済の活性化を目的とした支援制度を設けています。

たとえば「ものづくり補助金」は、中小企業の設備投資を支援する費用補助制度です。オフィス移転によって生産性向上が見込まれる場合、制度を利用できる可能性があります。

ほかにも「地方拠点強化税制」という制度が挙げられます。この制度は、東京23区や23区以外の東京都に本社機能がある企業が対象で、本社機能の一部またはすべてを地方に移転する場合、優遇措置を受けられる制度です。

制度の条件は、地域や時期によってさまざまです。そのため、最新情報の収集と早めの申請手続きが重要となります。移転先の行政に直接確認し、自社に最適な支援制度を見つけましょう。

オフィス移転のコストに関わる注意点

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オフィス移転にはさまざまなコストが発生しますが、見落としがちな点や予想外の出費もあります。ここでは、コストに関わる注意点をいくつか紹介します。

オフィスが2階以上の場合は割高になる可能性がある

オフィスの階数は、移転コストに大きな影響をあたえる要因のひとつです。とくに2階以上のオフィスに移転する場合、さまざまな面でコストが増加する傾向があります。

まず、引っ越し作業において、エレベーターの使用制限や階段の利用が必要となり、作業時間が延長されることで人件費が増加します。また、大型の家具や機器の搬入には、クレーンやリフトの使用が必要になることがあるため、その場合は追加の機材費用も必要です。

さらに、内装工事やインフラ整備でも、高層階ほど作業の難易度が上がり、コストが増加する傾向にあります。予算計画を立てる際には、オフィスの階数による影響を十分に検討することが重要です。

可能であれば、複数の階数のオフィスで見積もりを取り、コストの違いを比較検討しましょう。

信頼できる業者に依頼する

オフィス移転の成功には、信頼できる業者を選ぶことが極めて重要です。適切な業者を選ぶことで、品質の高いサービスを受けられるだけでなく、長期的には大幅なコスト削減にもつながります。

まず、複数の業者から見積もりを取り、価格だけでなく、サービス内容や実績、評判などを総合的に比較することが大切です。とくに、オフィス移転の経験が豊富な業者を選ぶことで、スムーズな移転作業が期待できます。

また、業者との綿密なコミュニケーションを通じて、詳細な作業計画や予算管理を行うことが重要です。信頼できる業者は、予想外の事態にも適切に対応し、追加コストを最小限に抑える提案をしてくれるでしょう。

さらに、アフターフォローの質も重要な選定基準です。移転後のサポート体制が整っている業者を選ぶことで、長期的な維持管理コストの削減にもつながります。

産業廃棄物の処理は早めに

オフィス移転時の産業廃棄物処理は、コストと時間の両面で大きな影響をあたえる要素です。処理を後回しにすると、移転スケジュール全体に支障をきたしたりする可能性があります。そのため、早い段階から計画的に取り組むことが重要です。

まず、移転の数か月前から不要な書類や備品の洗い出しを始め、段階的に処分を進めましょう。数か月かけて最終的な廃棄物の量を減らすことで、処理コストを抑えられます。

また、リサイクル可能な物品は分別して処理することで、環境への配慮とコスト削減の両立が可能です。とくに、電子機器や大型家具などの処理には専門業者が必要となるため、早めに見積もりを取り、適切な業者を選びましょう。

オフィス用物件をの探す前に決めておくことし方

効率的な物件探しのためには、明確な基準と戦略が必要です。ここからは、効果的なオフィス物件の探し方のポイントをいくつか紹介します。

移転の目的を明確にする

オフィス移転の目的を明確にすることは、適切な物件選びの第一歩です。単なる拡張や縮小だけでなく、業務効率の向上や社員の満足度アップ、ブランドイメージの強化など、さまざまな目的が考えられます。

たとえば、クリエイティブな業務が中心の企業であれば、自由度の高いオープンスペースが重要となるでしょう。一方、顧客との面談が多い業種では、アクセスのよさや会議室の充実度が必要となります。

また、将来的な事業拡大を見据えているなら、拡張性のある物件を選ぶ必要があります。

目的を明確にすることで、物件探しの効率が上がり、長期的に満足度の高いオフィス環境を実現できる可能性が高まります。

必要な面積を把握する

必要な面積を把握することは、コスト管理と業務を効率化させるために重要です。まずは現在の従業員数と今後の採用計画を考慮し、一人当たりの必要面積を算出します。一般的には、一人当たり2〜3坪程度が目安とされますが、業種や働き方によって異なります。

たとえば、デスクワークが中心の業種では比較的コンパクトな面積で済みますが、作業が多い業種の場合は、より広いスペースが必要になるでしょう。また、会議室や休憩スペース、収納エリアなどの共用部分も忘れずに計算に入れましょう。

さらに、フリーアドレス制やリモートワークの導入を検討している場合は、それに応じて必要面積を調整する必要があります。

将来の事業拡大も視野に入れ、ある程度の余裕を持たせることも重要ですが、過度に広いスペースは無駄なコストにつながるため、バランスを取ることが大切です。適切な面積を把握することで、効率的な物件探しができ、長期的なコストの最適化にもつながります。

希望する立地を決める

オフィスの立地選びは、企業の業務効率や従業員の満足度、さらには企業イメージにも大きな影響をあたえます。まずは顧客や取引先とのアクセスのよさを考慮する必要があります。訪問者が多い場合は、近隣の駅から徒歩圏内の物件が望ましいでしょう。

また、従業員の通勤の利便性も重要な要素です。複数の路線が利用可能な場所や、バス路線が充実している地域は、人材確保の面でも有利です。

さらに、周辺環境も考慮に入れましょう。飲食店や商業施設が充実している地域は、従業員の満足度向上につながります。一方で、騒音や治安の問題がないかも確認が必要です。

希望する立地を明確にすることで、企業の成長をサポートする最適なオフィス環境を見つけられます。

予算を立てる

オフィス移転の予算を立てることは、プロジェクト全体の成功を左右する重要な要素です。まず、賃料や共益費などの固定費を算出します。

次に、敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用を見積もります。さらに、内装工事費や設備投資費、引っ越し費用なども忘れずに計上しましょう。また、予備費として総額の10%程度を確保しておくと、想定外の出費にも対応できます。

予算を立てる際は、現在の財務状況だけでなく、将来の成長予測も踏まえて検討することが大切です。適切な予算を設定することで、無理のない移転計画を実現できます。

こちらの記事では、オフィス移転でやることについて解説しています。引っ越し後までのスケジュールやポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

オフィス移転は、企業にとって大きな転機となる重要なプロジェクトです。本記事では、移転にともなうさまざまなコストの内訳や削減のポイント、注意点について詳しく解説しました。

オフィス移転は適切な計画と戦略を立てることで、コストを抑えながら効果的に実現できます。余裕のあるスケジュールを立てて、効果的なコスト削減方法を採用しましょう。

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