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オフィスの熱中症対策!室内での予防と対処法を徹底解説

Growth Office 編集部
オフィスの熱中症対策!室内での予防と対処法を徹底解説

熱中症は屋外での作業だけでなく、オフィスなどの室内でも発生するリスクがあります。厚生労働省の統計によると、熱中症による救急搬送者の約2割が屋内で発生しています。本記事では、オフィスでの熱中症対策について、予防から対処法まで実践的な内容を解説します。人事担当者や施設管理者の方は、従業員の安全管理のため、ぜひ参考にしてください。

オフィスでも起こる熱中症のリスク

空調の効いたオフィスでも熱中症は発生します。特に、クールビズの導入や省エネ意識の高まりにより、エアコンの設定温度を高めに設定する企業が増加しており、室内での熱中症リスクが高まっています。また、マスク着用による体温調整の難しさも、新たなリスク要因となっています。オフィスワーカーの健康管理において、熱中症対策は重要な課題の一つとなっているのです。

オフィスで熱中症が発生する原因

オフィスでの熱中症発生には、いくつかの主要な原因があります。一つは空調設備の不適切な管理です。省エネ意識から設定温度を高めに設定することや、冷気が均一に行き渡らないレイアウトが問題となります。また、パソコンやコピー機などのOA機器からの発熱も室温上昇の要因です。さらに、窓からの日射や、会議室など人が密集する空間での体温による室温上昇も、熱中症のリスクを高めています。エアコンがあるから安心という意識が、かえって危険な状況を生み出すことがあるのです。

涼しい室内でも十分な注意が必要

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一見涼しく感じる室内でも、実は熱中症のリスクは存在します。エアコンの設定温度が適切であっても、急激な温度変化や湿度の上昇は体調に影響を与えます。特に、朝の通勤時に汗をかいた状態でそのまま仕事を始めたり、暑い外気と冷房の温度差で体調を崩したりするケースが報告されています。また、長時間のデスクワークで同じ姿勢を続けることで、体温調節機能が低下することも注意が必要です。室内だからという油断が、思わぬ事態を引き起こす可能性があります。

具体的な予防対策と環境整備

効果的な熱中症対策には、適切な環境管理と予防措置が不可欠です。温度や湿度の管理はもちろん、空気の循環や水分補給など、複数の対策を組み合わせることが重要です。ここでは、オフィスですぐに実践できる具体的な予防対策について解説していきます。

適切な室温と湿度の管理方法

厚生労働省のガイドラインでは、オフィスの推奨室温を26-28度、湿度を40-70%に保つことを推奨しています。ただし、この数値は目安であり、外気温との差が5-6度以上にならないよう注意が必要です。また、室内の場所によって温度差が生じやすいため、複数箇所で温度測定を行うことをお勧めします。特に午後2時から4時にかけては室温が上昇しやすいため、こまめな温度チェックと調整が重要です。

効果的な空気の循環と換気

エアコンだけでなく、扇風機やサーキュレーターを併用することで、室内の空気を効果的に循環させることができます。特に、エアコンの冷気が届きにくい場所や、OA機器の周辺は要注意です。また、1時間に1回程度の換気も重要ですが、真夏の日中は短時間で行い、室温の上昇を最小限に抑える工夫が必要です。窓際には遮熱カーテンやブラインドを活用し、直射日光による室温上昇を防ぐことも効果的です。

水分・塩分補給のタイミング

オフィスワークでは、集中して作業を行うあまり、水分補給を忘れがちです。のどの渇きを感じる前に、定期的な水分・塩分補給を心がけることが重要です。具体的には、1時間に1回程度、コップ1杯(200ml程度)の水分を摂取することをお勧めします。特に、朝の通勤後、昼食後、午後の眠くなりやすい時間帯には意識的な水分補給が効果的です。また、単なる水分だけでなく、適度な塩分を含むスポーツドリンクや経口補水液を活用することで、より効果的な熱中症予防が可能となります。

企業が実施すべき対策

企業には従業員の安全と健康を守る義務があります。熱中症対策も重要な安全配慮義務の一つとして、組織的な取り組みが求められます。ここからは、企業として実施すべき具体的な対策について説明していきます。

休憩スペースの確保と管理

適切な温度管理がされた休憩スペースの確保は、熱中症予防の基本となります。休憩室は室温を25度前後に保ち、水分補給がしやすい環境を整えることが重要です。また、休憩時間の確保も必要で、特に暑さのピーク時には、通常より多めの休憩時間を設定することをお勧めします。さらに、体調不良者が出た場合に備えて、横になれるスペースや応急処置用品を常備しておくことも大切です。

従業員の体調管理と教育

熱中症予防には、従業員一人一人の意識向上が欠かせません。定期的な教育研修を通じて、熱中症の症状や予防方法、発生時の対応について周知することが重要です。特に、朝礼や部門会議での注意喚起、ポスター掲示、社内メールでの情報共有など、複数の手段で意識を高めることが効果的です。また、従業員の体調チェックも重要で、特に夏季は始業時の体温確認や体調報告を徹底し、体調不良の早期発見に努めることが望ましいでしょう。

熱中症予防グッズの導入

職場環境の改善には、適切な熱中症予防グッズの導入も有効です。温湿度計の設置は必須で、できれば複数箇所に配置することをお勧めします。また、首掛け式の冷却グッズや、速乾性のある作業着の採用なども検討に値します。水分補給を促進するため、給水機や経口補水液の設置、塩分タブレットの常備なども効果的です。これらのグッズは、コストパフォーマンスを考慮しながら、職場の実情に合わせて選択することが重要です。

熱中症の症状と対処方法

熱中症の発生時には、迅速かつ適切な対応が求められます。症状の見分け方から応急処置、医療機関への受診判断まで、正しい知識を持っておくことが重要です。ここでは、オフィスで実際に起こりうる状況を想定しながら、具体的な対処方法を解説します。

初期症状の見分け方

熱中症の初期症状は、一般的な体調不良と見分けがつきにくいものです。めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気、大量の発汗、筋肉のこむら返りなどが代表的な症状です。特にオフィスワークでは、パソコン作業による疲労と混同しやすいため、注意が必要です。また、集中力の低下や判断力の鈍化も重要なサインとなります。周囲の人との会話が少なくなる、普段と様子が違うといった変化にも気を配る必要があります。適切な対処のためには、これらの初期症状を素早く察知することが重要になります。

応急処置の手順

熱中症が疑われる場合、まず涼しい場所への移動が最優先です。エアコンの効いた部屋や風通しの良い場所に移動させ、衣服を緩め、体を横向きに寝かせましょう。首元、脇の下、足の付け根などの大きな血管がある部分を冷やすことが効果的です。水分・塩分補給も重要ですが、意識がはっきりしていることを確認してから行います。自力で水分摂取ができない場合は、すぐに救急車を要請しましょう。体温が40度以上ある場合や、応答が明確でない場合も、速やかに医療機関での受診が必要です。この際、一人で対応せず、必ず周囲に助けを求めることが重要です。

医療機関への受診の判断

医療機関への受診が必要かどうかの判断は、症状の程度によって行います。意識障害、けいれん、高体温(40度以上)、嘔吐や下痢などの消化器症状がある場合は、すぐに救急車を要請しましょう。また、水分を自力で摂取できない、頭痛やめまいが改善しない、全身の倦怠感が強いなどの症状が30分以上続く場合も、医療機関での受診が必要です。特に、一度症状が改善しても再び悪化する場合は、重症化のリスクがあるため、必ず医療機関を受診するようにしましょう。

まとめ

オフィスでの熱中症は、適切な対策を講じることで予防が可能です。室温・湿度の管理、定期的な換気、適切な水分補給を基本とし、企業としての組織的な取り組みも重要です。特に重要なのは、「室内だから安全」という意識を改め、継続的な予防措置を実施することです。従業員一人一人が熱中症の危険性を認識し、早期発見・早期対応ができる体制を整えることで、安全で快適な職場環境を実現できます。最後に、体調管理は各自の責任ではありますが、周囲への目配りと声かけも、熱中症予防の重要な要素となります。

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